定年後に不幸になる人の思考パターン
定年後って一気にやる気がなくなってこれから何を軸にして生きていいのかわからなくなりますよね。
全くやる気が起きず自分はもう社会に必要とされていないんだと悲観的になってしまう。
私自身が体験者で、最初はそんな感情にとても困惑しました。
でも、その感情って全然おかしいものではないし、私がそう思ったように絶対あなただけじゃないです。
だってその会社に入社してから何十年と通い続けて仕事をしてきたんです。
例え週5日勤務で土日休みだったとしても休みの日に仕事のことを考えるなんてことも少なくなかったはずです。
だから実質毎日仕事をしてきたわけです。
もしかしたら、ずっと続く家と会社の往復に「なんて面白みのない人生なんだろう」と思ったこともあるかもしれません。
それでも定年退職できたあなたにとってその会社はとても思い入れのある場所になっていると思います。
初めてできるようになったことも、注意されてへこんだこともたくさんの思い出がある場所を後にする時あなたはどんなことを思いましたか?
私はもちろん寂しさもありましたがこれからの第2の人生にワクワクもしていました。
この記事を読んでくださってる皆さんもそんな気持ちだったのではないでしょうか?でも今はどうでしょう。。。
そう、、、結局第2の楽しい人生のスタートを切るのは簡単なものではありませんでした。
楽しいのは最初の何日かせいぜい1週間ほどでそれからは何をしたらいいか分からなくて退屈で仕方ありませんでした。
仕事をしていた頃が遊びにいける休日が待ち遠しかったですが、今となっては毎日が祝日なのにすることが見つかりません。
そんなもっとつまらない人生を手に入れてしまった私は毎日起きて食べて寝ての生活をするただ息をしているだけの人間になっていました。
冒頭部分でその感情って全然おかしなものではないと言いましたが、実は社会に必要とされてないんだと思ってしまうことこそが不幸になってしまう思考パターンなんです。
この思考を持ってしまうと気づかぬうちに自分から社会と距離を取るようになってしまいます。
定年退職後やる気が出ない・・このままでは精神状態が・・・
社会から必要とされてないんだと感じ、物理的にも距離ができてしまった時にはもう精神状態がズタボロになっていました。
あの頃の私は本当に精神状態が最悪で、このままでは精神科や心療内科などにかかるしかないかなと思うところまで悩んで塞ぎ込んでいました。
何をするのにも気力が出ずひたすら仕事をしていた自分を想像していました。「ああ、あの時こんなことをして昇進が決まったんだよな」「初めて部下ができた時は教えるのに苦労したな」
なんて過去を振り返っては現実の自分とのギャップにまた落ち込む。そんな負のループが嫌で余計に昔の自分を思い出してしまう。
もう今を生きてはいませんでした。もう過去の亡霊状態です、、。
あるコトを始めたらビックリするぐらい毎日が充実するようになり生きがいに!
そんな軽い亡霊状態の私を見かねて友人が「趣味のサブスク」をお勧めしてくれました。
正直この精神状態でやる気力なんて湧かないし、どうせ長くは続かないだろうから時間の無駄なのにと半信半疑ではありました。
しかし十年来の友達で同じように定年退職した人からのお勧めだったので断れずに少しだけと始めることにしました。
すると、、、趣味のサブスクを始めてから、本当にビックリするくらい毎日が充実していったんです!
この趣味のサブスクは、社会と距離ができて同じことを繰り返す色味のない第2の人生、に何色もの色をつけてくれました。
ここで趣味のサブスクを初めて良かったことを2つあげさせていただきます。
1つは趣味のサブスクのおかげで生きがいと趣味の両方を手に入れられたことです。
私は自分で言うのもなんですが定年前はものすごく仕事人間でした。
休みの日でも仕事のことを考えてまた月曜日を迎える。
そんな生活を送っていたので趣味と言えるものを持ったことがなく、趣味を持って楽しそうにしている人を見ては憧れていました。
なのでこんなにもハマれるものがあったのかと驚きもありました。
半信半疑で始めた趣味のサブスクですが、今ではやる気満々でしています。
そして2つめは趣味を通して友達が増えたことです。
この歳で友達を作るのは大変だと諦めていましたが、共通の趣味仲間みたいなものなので、共通の話題で盛り上がることができます。
例えば見たい映画があった時友達と行くとしたらどんな人を誘いますか?
その見たい映画を同じように好きそうな友達を誘うのが大半だと思います。
それと一緒で、自分と同じところで笑ったりテンションが上がったりする友達との会話って面白いですよね。
そんな友達を作ることができて私の人生はより豊かなものとなりました。
まとめ
- 社会から必要とされてないと思ったら要注意
- 負のループから抜け出す方法は今現在に没頭できるものを見つけること
- 趣味のサブスクを始めることで、生きがいと友達の2つを手に入れられる
最後に、私がこの記事を読んでくださったあなたに伝えたいことがあります。
それは、ないはずの距離をあると思い、社会から遠ざかっているのは自分自身ということです。
そんなことを言われても、今はあまりピンとこないかもしれません。
多分当時の私に言っても、「そんなことはない」とはねのけられると思います。
ですが本当にその気持ちは錯覚です。自分でも気づかぬうちに少しずつ離れてしまっているんです。
きっとあなたの周りの方も、定年退職後にどんどんとやる気がなくなっていくあなたを見て、なんとか生きる気力を取り戻してほしいと必死なはずです。
それでも、何をしてあげればいいのかわからない状態なのだと思います。
ですから一度騙されたと思って始めみてはいかがですか?
趣味を作ることで、あなたの人生をもう一度始めることができると思います。
私と同様に、あなたの第2の人生にも色がつくことを願っています。
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