定年後ひとりぼっち・・どうしたらいいい!?
定年退職まで約40年間。
文字で見てみると、体感よりものすごく長い期間に感じます。
でもいざ定年後に振り返ってみると、あっという間だったと感じる人の方が多いのではないでしょうか?
入社当時は環境に慣れることから大変で、新しいことの連続だったはずです。
2年ぐらい経つと、会社によっては中堅として扱われます。
責任が重くなる度に、慣れていたはずの環境が違うものへと姿を変え、困惑したはずです。
そして、そんな職場を定年退職すると気づきます。
仕事に心血注いできた為にまともに恋愛をしてこなかったと。
お金はあっても独身。
やっと仕事をひと段落させた時にはひとりぼっち。
そんな現状をどうにかしたい!と思っている方必見!のお話を書かせていただきたいと思います。
退職した頃の私は、退職金で思いつくだけの贅沢をしていました。
一人旅に行ったり、グルメ巡りに明け暮れ、とても充実していました。
ですが旅行をしていても、外食先にいても、家族連れやカップルなどが多くいます。
次第に、「一人旅」が「独り旅」のような気がしてきて、寂しさを感じないための旅行になっていることに気づきました。
その時、一番強く抱いていたのは “ひとりぼっち“という寂しさです。
今までは仕事中心の生活を送っていたので、自分が独身なことに寂しさを感じることはありませんでしたし、毎日通う場所があったので、ひとりぼっちだなと思ったこともありませんでした。
なので初めての感情に戸惑いました。
同じように定年退職した周りの人が、家族旅行など家族行事を楽しそうにしているのを見て、
余計に自分の寂しさを強く感じたものです。
どうにかしたくても、何をすればこの寂しさが癒えるのかわかりませんでした。
定年後ひとりぼっち!このままでは・・・
この寂しさで溢れる生活を変えたい!と気持ちばかりが先行して、生活は一向に変化しない。
自分の気持ちと現実のギャップに耐えられませんでした。
もう定年退職後の人との関わりを諦めよう。そんなところまできていました。
それでも定年退職後の充実した生活を諦められなかった私は、最後の足掻きとして、
ネットを使いたくさん調べることにしました。
私が調べて、特に解決策になりそうなことは2つありました。
1つは、結婚相談所に登録し婚活することです。
あるデータでは、60代男性の中で結婚に前向きな人は約43%もいるそうです。
この結果に私は驚きました!
今は結婚相談所も増えて、ホームページを見てもきちんとしたサポートがあるように感じました。
2つめは、趣味を見つけることです。
改めて調べてみると、自分が知らない趣味がたくさんあり驚きました。
屋内から屋外まで様々なものがあり、趣味そのものだけではなく、新しい友人やこれからの人との関わりができていくのが想像できました。
2つとも大元の目的である「ひとりぼっちの寂しさを癒す」に関しては同じですが、個人的には趣味をつくることによって、自分の好きなことを共有し人脈を広げることができそうだなと思ったので、趣味を探すことにしました。
そこである趣味が人気なことを見つけました。それは、私を寂しさから救ってくれるものとなりました。
あるコトを始めたらビックリするぐらい毎日が充実するようになり生きがいに!
私が見つけた趣味はスポーツ自転車によるサイクリングです。
聞いたこともある方もない方もどちらもいると思いますが、同じような気持ちを持っている方にぜひともお勧めしたい趣味です。
私は今まで趣味とは無縁の生活を送っていました。
無縁と言っても、趣味を持つことに興味はありました。
ただ、時間がなかったり始める一歩が踏み出せずに始めていなかったので、
退職を機に始めることができて、驚くほど自分の人生に変化が起きました。
まず、趣味ができてからの時間の進み具合が早くなりました。
ただ時が流れているだけのつまらない生活が一変です。
ある意味、退職前の忙しくても充実していた日々が戻ってきたような感じです。
退職前は忙しくて体を休める時間もあまりなく、充実していることに気づきませんでした。
あの頃、どれだけ充実していたか趣味を始めたお陰で知ることができました。
人には平等に24時間与えられていますが、短いと思う人も長いと思う人も同じくらいいるのってなんだか不思議ですよね。
もちろん、どちらかの方が幸せだなんて決まっていませんが私には時間が足りないくらいすることがいっぱいある方があってたいみたいです。
そして、最大の変化は交友関係が広がったことです。
学生時代から交友関係が狭かった私にとって、とても大きな変化です。
趣味でできた共通の話題があるというのは、その人を知るきっかけを自然と手に入れられるということです。
なので、私のように人付き合いが苦手だなと感じている方には、特におすすめです。
共通の趣味を持つ人から、またその友人と知り合っていく。
体感としては、周りの輪が広がっていくような感じでした。
人と多く関わり、それぞれの考え方を共有していくというのは有意義なものだなと今更ながら学ぶことができました。
私は、就寝前にその日にあったことを振り返るのが日課なのですが、
趣味を始めてからは楽しかったなと思うことが増えたのを実感しました。
その日を振り返ることで気持ちの充実度を上げるだけでなく、鮮明に思い出すことで脳の活性化にも繋がるらしいです。
また、「楽しかった」などの幸せな感情を思い出すことで、”セロトニン”という幸せホルモンの分泌が高まり、ストレスの軽減にも繋がるという結果も出ています。
すなわち、趣味を持つことはメリットしかないということです。
定年後の独身生活を豊かにする、趣味を見つけて見ませんか?
私がひとりぼっちの寂しさから抜け出せたのはスポーツ自転車を見つけたお陰ですが、趣味にも色々なものがあり、私が調べたもの以外にも人生を有意義にできるものは沢山あります。
有意義になれるかなれないのかの違いは、退職後の寂しさを感じる生活を仕方ないと思い諦めるか、諦めずに探すかです。
私は趣味を始めたことで、人との出会いがいかに大切で自分の視野を広げてくれる重要なものだと身にしみて感じました。
自分と誰かの好きなものが共有できることが、こんなにも楽しいことだと知れて良かったと思っています。
この世は、人とのご縁で成り立っています。
その縁を掴む手段をどのように見つけるのかもまたそれもご縁です。
あなたが、ご縁に恵まれて、退職後の生活を充実したものにできることを願っております。
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